殺し屋と言えば比較的若い人物像を想像してしまいがちですが、なかなかどうして『おじいちゃん』の殺し屋が活躍する漫画もあるものなんですね。
・おじいちゃんが殺し屋で活躍する漫画とは?
・殺し屋のおじいちゃんがどういう風に活躍するの?
・おじいちゃんが殺し屋で活躍する漫画6選!!
について解説して参りたいと思います!
おじいちゃんが殺し屋で活躍する漫画6選!
ここから早速おじいちゃんが殺し屋で活躍する漫画6選を順にご紹介していきます!
スモーキング 全5巻

ジャンル | 青年マンガ |
出版社 | 講談社 |
作者 | 岩城宏士 |
巻数 | 全5巻完結 ※2023年4月時点 |
その他 | テレビドラマ(全12話) 2018年4月20日~7月6日まで放送 |
あらすじ
スモーキングは、普段はホームレスとして生活し素性がつかめないところから、「煙屋」と呼ばれる4人の殺し屋が、法律や国家では裁けない悪党を裁いていく物語です!
スモーキングのメンバーは、対象者の入れ墨のある皮膚を剥ぎ取り、ホルマリン漬けにして依頼人のところへ送る剥ぎ師(はぎし)で、リーダーの佐辺 重蔵(さべ じゅうぞう)。通称佐部ジイ。
素手で相手を叩き潰す潰師(つぶし)のゴロ。
あらゆる武器を調達してくる物足師(ぶったし)の八丁(はっちょう)。
薬品調合でオリジナルの劇薬を作り出す薬罪師(やくざいし)のヒフミン。
4人のメンバーは一時期引退したり、後釜が入ったりするので、佐部ジイ以外は入れ替わります。
凄まじいまでの過去を持つくせ者揃いの4人が、表沙汰にはならず法で裁けない悪党共を、これまた通常では考えられない手段を用いて裁きまくる!
悪がこの世に不要な凶悪を葬る、バイオレンス“必殺!仕事人”漫画です。
読んだ感想
とにかく一言で言うならシブイ!これに尽きるでしょうか。
人間、老齢により心身も衰えるものー…という概念を覆してくれる作品です。
スッキリ感を味わいたい方にはまずおすすめの作品です。
スモーキング自体は既に実写ドラマ化されており、続編の『スモーキング・サベージ』がヤングキングBULLにて、引き続き連載中です。
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ゴールデンカムイ 全31巻

ジャンル | 青年マンガ |
出版社 | 集英社 |
作者 | 野田サトル |
巻数 | 全31巻完結 ※2023年4月時点 |
その他 | テレビアニメ 1期:2018年4月9日~6月25日(全12話) 2期:2018年10月8日~12月24日(全12話) 3期:2020年10月5日~12月21日(全12話) 4期:2023年4月~(放送中) 実写映画 2022年4月作成発表(公開日未定) |
あらすじ
1907年、冬——。
元陸軍兵の杉元 佐一は、幼なじみの梅子の治療費を得るために北海道で砂金を採っていましたが、アイヌの秘蔵していたとされる金塊の噂を聞きます。
そんな中、冬眠明けのヒグマに襲われた杉元は、その窮地をアイヌの少女アシㇼパに救われるのです。
5年前、アシㇼパの父、ウイルクを含んだ7人のアイヌを殺害し、金塊を奪ったのはのっぺら坊という男でした。のっぺら坊は網走監獄の獄中で同房だった囚人たちの体に金塊の隠し場所を示す刺青を彫っていたのです。
アシㇼパから話を聞いた杉元は、梅子の治療費分の金塊を得ることと、残りの金塊をアイヌの手に戻しウイルクの仇を討つことを条件に、アシㇼパと行動を共にすることになります。
実在した人物、架空の人物が金塊を巡って入り乱れる、全31巻の超大作は必見です!
読んだ感想
アイヌをテーマにした作品は小説・漫画を問わず良作が多いのですが、最後まで先の読めない展開に、一気読み必至の作品でした。
作中では、元殺し屋の土井新蔵なるキャラクターが登場します。
「土井新蔵」という名前は偽名で、その正体はかつて幕末の京都などで活躍していた人斬り。
幕末の頃は人斬り用一郎(よういちろう)として恐れられていました。
そのため、暗殺した人物の親族などから仇として常に命を狙われています。
収監の経緯は不明ながらも、勤皇派の「先生」が唱える身分差別のない理想の国を作るために汚れ仕事を請け負っていました。
その「先生」から切り捨てられ、捕縛されたと思しき描写があり、土佐の出身です。
となれば、モデルは言わずとしれた幕末の3大人斬りの内の1人、岡田以蔵がモデルですね。
しかし岡田以蔵と土井新蔵のことなるところは、土井新蔵は獄中死せず、根室で知り合ったアイヌの女性と出会って結婚し、人としての人生を取り戻したところでしょうか。
老いても“人斬り”としてならした剣の腕は健在で、作中でどう活躍するのかは必見です。
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十字架のろくにん 既刊10巻

ジャンル | 少年マンガ |
出版社 | 講談社 |
作者 | 中武士竜 |
巻数 | 10巻(連載中) ※2023年4月時点 |
あらすじ
十字架のろくにんは、主人公の漆間 俊(うるま しゅん)が、小学生の頃いじめられていた相手に復讐を行う物語です。
しかしそのイジメは俊のイジメだけに留まらず、もはやサイコパスと化したリーダー格の至極 京(しごく きょう)が、被検体Aである俊が、どこまで追い詰めれば自殺するかを試すため、俊の大切な家族を手にかけてしまったことが発端でした。
そう、これは至極 京の理由なき殺人のための実験だったのです。
両親を交通事故に遭わせ殺害され、最愛の弟を一生寝たきりの重体にされ、俊は「この復讐は誰にも渡さない」と決意するのです。
読んだ感想
いわゆる復讐劇の作品ですから、少しはスカッとするかと思ったのですが、至極 京を含む5人の性格が醜悪過ぎて、常に悲劇がつきまとう感があります。
気になるのは復讐の対象者は5人であるにも関わらず、タイトルがろくにんになっているところです。
もしかしたら、俊は最後の1人に自分を数えているのかもしれませんね。
俊の復讐の協力者となったのは、俊の父方の祖父でした。
俊の祖父は、第二次世界大戦中に発足した秘密部隊の、『呉鎮守府第百特別陸戦隊』、通称『北山部隊』に所属していたこともあり、殺人・拷問・遺体の処理方法に詳しく、皮膚を剥いで神経を露出させる“剥き”、筋肉の隙間に侵入して関節を外す“抜き”などの技を俊に教え込みました。
祖父は左目に大きな傷があることもあろ、息子夫婦からさえも恐れられている存在だったのです。
そうして祖父から殺人術を鍛え込まれた4年後の俊はー…!?
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骸区 全1話(ジャンプ+読み切り作品)
ジャンル | 少年マンガ |
出版社 | 集英社 |
作者 | 鈴木祐斗 |
巻数 | 全1話(読切のため単行本なし) ※2023年4月時点 |
あらすじ
ガラ区と呼ばれるとある地域には、ヤクザがはびこり、連日当たり前のように殺人事件が起きています。
とあるヤクザの下っ端構成員は、組の金を持ち逃げした仲間を捕まえる任務を与えられていましたが、なかなか捕まえることができず、困り果てて途方に暮れていると、近くの空き地で騒ぎが起こります。
ベンチに座る刀を持った老人にチンピラが二人絡んでいたのです。
チンピラは老人の持つ刀に手を付けようとしましたが、次の瞬間、チンピラの手は斬り落とされてなくなっていました。
そしてさらに次の瞬間、そのチンピラは三枚に卸されて絶命してしまいます。
もう一人のチンピラは逃げようとしましたが、後ろから飛んできた老人の刀に貫かれて死亡します。
しかし街の人は誰もその様子を咎めることをせず、痴呆の老人に対処するように家に帰します。
その一部始終を見ていた構成員は一計を案じー…!?。
読んだ感想
読み切りの1話完結であるのが勿体ないくらいの重厚なストーリー展開に脱帽です。
老人の名前や素性などは一切出て来ませんが、荒んでいるはずのガラ区の治安を守っていたのは、謎のおじいちゃんだったのですね。
それにしても剣技の達人を思わせる刀さばきのおじいちゃんも、おじいちゃんを利用しようとする構成員の顛末も、読んでいて胸が梳く思いがするのではないでしょうか。
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SAKAMOTO DAYS(サカモトデイズ) 既刊11巻

ジャンル | 少年マンガ |
出版社 | 集英社 |
作者 | 鈴木拓斗 |
巻数 | 11巻(連載中) ※2023年4月時点 |
あらすじ
かつて最強・伝説の殺し屋として裏社会では名を馳せ、恐怖と尊敬の目を向けられていた男・坂本太郎。
彼はある女性に一目惚れしたことをきっかけにあっさりと殺し屋を引退します。
その後、坂本は彼女と結婚して一児の父親となり、個人商店「坂本商店」を営みます。
今ではふくよかな体型の中年男性となりましたが、伝説の殺し屋としての腕は未だ健在でその腕前を生かして愛する家族や平凡な日常を守るため、様々な刺客と戦っていくのですね。
読んだ感想
骸区の原作者、鈴木祐斗先生再び降臨!と言うわりには、テイストはほのぼのとしています。
ほのぼのとはしていながらも、戦闘自体はアンタッチャブルです。
坂本はなんてことない平穏な日常と、最愛の奥様と交した家訓を守りたいだけなのですが、元裏社会の人間なので、組織がそれを許してくれません。
日本殺し屋連盟、略して殺連(サツレン)から送られてくる刺客や、坂本氏がかつて在籍していた殺連の直属部隊ORDER(オーダー)とも関わっていくことになります。
ORDERの現在の構成員は、8名。
その中に骸区で登場した剣の達人と思しきおじいちゃんが存在するのです。
名前は篁(たかむら)で、骸区の時と同じように剣の達人ではありますが、篁がORDERに在籍している理由などはまだ語られていません。
それでも変わらず日本刀での戦闘スタイルが格好良いですよ!
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DINER ダイナー 既刊18巻

ジャンル | 青年マンガ |
出版社 | 集英社 |
作者 | 原作:平山夢明 漫画:河合孝典 |
巻数 | 18巻(連載中) ※2023年4月時点 |
その他 | 実写映画 2019年7月5日公開 |
あらすじ
殺し屋たちが通い詰める会員制ダイナー「キャンティーン」。そこで腕を振るうのは、元殺し屋の天才シェフボンベロです。
お金に困った大場加奈子は、命と引き換えに次々と死んで入れ替わる「キャンティーン」でウエイトレスをすることに…!
会員制のキャンティーンの常連客は皆、殺し屋で何がきっかけで殺されるか分かりません。
スキンと言う全身傷だらけの殺し屋に、キッドという一見少年に見える殺し屋。
菊千代(きくちよ)というボンベロが唯一可愛がっているブルドッグは躊躇なく人を噛み殺せます。
そんな裏社会の人間との命をかけた労働の中で、加奈子は精神的成長を遂げてゆくのです。
読んだ感想
殺し屋だけあって、常連客の全てが一癖も二癖もある人物ばかりです。
中でもキッドは外見こそ少年ですが、身体改造に数千万円程かけ、子供と同じ容姿を手に入れた殺し屋です。
典型的な加虐思考の持ち主で、対象者をいたぶるためなら手段を選びません。
菊千代を守ろうとして、キッドにテイクアウトされてしまった加奈子も苛烈な拷問に遭ってしまいます。
ダイナーは原作は小説ですが、実写映画版も製作されている作品で、漫画版ではロシアンマフィアの後ろ盾のある殺し屋として登場し、ある目的からボンベロらに勝負を挑むのですね。
生い立ちから内なる破滅願望を持つと思われるキッドと、ボンベロとの勝負の行方は果たしてー!?
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おじいちゃんが殺し屋で活躍する漫画:まとめ
今回はおじいちゃんが殺し屋で活躍する漫画6選をご紹介させていただきました。
・スモーキング
・ゴールデンカムイ
・十字架のろくにん
・骸区
・サカモトデイズ
・DINER ダイナー
いずれも若者の殺し屋に劣らないおじいちゃん達ですので、是非お手にとってみてくださいね!