天国大魔境の年表時系列まとめ！それぞれの方面から表で解説

4月1日（土）よりアニメ天国大魔境が放映されますね。

これを知っておけば、天国大魔境がもっと楽しめるのではないかと思うものに時系列があります。

と言うのも、天国大魔境は主に2つの時系列のストーリーが緻密に交差して連載されているので、要所要所で混乱してしまう場面がいくつかあるのですね。

と言うわけで今回は

・天国大魔境：施設
・天国大魔境：外の外の世界
・天国大魔境：時系列を年表に

で解説して参りたいと思います！

天国大魔境まとめ：施設

施設側の物語は過去の出来事です。

まずは施設側（天国編）から表にしてみました。

1945年4月20日	上仲詩乃（園長）誕生。	埼玉県草加市にて誕生とのこと。	8巻47話
1995年	高原学園創立。		8巻47話
2000年	ミーナが2024年の11月11日の小惑星衝を予言。		8巻46話
天栄3年	高原学園2期生（トキオ含む）が誕生。	これより前に1期生が、後に3～5期生が『ミーナさんが産んだ子』として生まれています。	4巻24話
天栄12年5月7日	1期生のアスラが自身の将来を予知して自死。		3巻15話
2023年　天栄17年	小惑星2023VR8が、突然地球にかなり接近した状態で発見される。	地球への衝突回避のため、世界中の専門機関が秘密裏に講じ始めました。	7巻42話 8巻46話
2023年　天栄17年7月1日	トキオが『顔のない赤ちゃん』＝戦死と出会う。		2巻11話
2023年　天栄17年 10月16日	タラオが病死。	火葬後に謎の物体（核）が残ります。	3巻15話
2023年　天栄17年 10月17日	トキオに妊娠の兆候があらわれる。	トキオの相手はコナです。	3巻15話・17話
2024年　天栄18年 7月前後	トキオが出産。	園長に利用されることを危惧した猿渡がクローンも誕生させます。	5巻30話
2024年　天栄18年 7月17日	園長らが渡航先で、小惑星をお迎えするため、射撃武器A-mk3を所持した戦士によるテロ工作を実行。	戦士たちによる、小惑星衝突回避作戦の1つを破壊してしまいます。	7巻41話
2024年　天栄18年 7月20日	園長不在の学園で、ミーナは子どもたちに“テストを予告。	ミーナは子どもたちに“ヒルコ”という名を教えます。	6巻35話
2024年　天栄18年 7月26日	園長らが学園に帰還。	自衛隊による制圧作戦が開始され、学園は空爆を受けてしまいます。	6巻36話
2024年　天栄18年 7月26日	空爆で外壁に空いた穴からミミヒメ含む4名が学園の外へでる。	青島により保護された4名はそのまま学園から脱出し、外の外の世界にいきます。	7巻38話
2024年　天栄18年 7月26日	頭を打ち、意識不明となったナタの身体に自分の脳を移植するように園長が猿渡に指示。		8巻47話
2024年　天栄18年 7月28日	“戦士”のうち1人が、“母”に会うため学園に帰還。	その戦士はトキオの前で力尽きます。	7巻41話

2024年（天栄18年）7月28日、“戦士”の落としたA-mk3を、ナタを見舞う最中だったマコが拾っています（7巻41話）。

以降、学園での主な動きとしては、学園内に自衛隊が突入します。自衛隊に保護された子どもたちや、先に青島により脱出させられていた子どもたちは、新しい名前も与えられ、それぞれの場所で新生活を始めます（7巻42話～43話）。

一方自衛隊から隠れた子どもたちと一部職員は学園で生活し、少なくとも11月10日までは生活を続けており、この中にトキオとコナの姿も確認できます（8巻46話）。

この後、11月11日に小惑星の衝突が起こるため、学園で生活していた人物の消息は不明となりますが、一部人物は外での生活が確認されています。

キャラクターまとめと外での名前についてはこちらの記事で紹介していますので、あわせてご確認ください。

天国大魔境時系列まとめ：外の外世界

外の外の世界は現在の出来事です。

こちらは外の外の世界（魔境）の主な出来事を年表にさせていただきますね。

小惑星の衝突（あめのぬぼこ）を挟んで、施設内とは約10年の開きがあることが、おわかり頂けるかと思います。

2024年　天栄18年　11月11日	小惑星が欧州付近に衝突。	このことで日本では大地震が発生し、ここから異常気象などの天変地異が起こります。	7巻43話
2024年　天栄18年　11月11日	園長が記憶を取り戻す。	園長、上仲詩乃は脳移植でナタの身体の持ち主になることに成功しました。外の世界での名前は三倉まなか。呪術の後失っていた記憶をA-mk3を手にすることで取り戻しました。	7巻43話
2034年　9月20日	浅草の孤児院で暮らしていた竹早春季と竹早桐子がヒルコに襲われる。	ヒルコに襲われて下半身を失った春季の脳が、姉の桐子の身体に移植されます。	2巻9話
2024年　9月20日	大災害と同じ年に生まれたとされるマルは、保護してくれていた（？）避難施設のような場所がマル7歳の時に解散。	その後マルは資源漁りを経て、自警団で働いていますが、2039年くらいに三倉に引き取られ、ヒルコの殺し方を学びます。	3巻14話
2035年　1月15日	退院した春季はキルコと名乗るようになる。	キルコは便利屋をしながら、自分を手術した医者と、浅草で兄貴分だったロビンを探すことを決意します。	2巻10話
2039年	三倉がキルコの事務所を訪れ、マルを託す。	三倉の遺言にて、A-mk3とマルを託されたキルコは、マルのボディーガードとなり“天国”を目指すようになります。	1巻7話
2039年	医者の噂を聞いてキルコとマルは不滅教団を訪れる。	医者とされる宇佐美の願いで、ヒルコになる病を発症していた、恋人の星尾をマルが絶命させます。	4巻21話
2039年	宇佐美から得た手がかりで、キルコたちは高原学園の東京上野分室跡地を発見。	学園のチラシに書かれていた茨城施設と奈良施設を、キルコたちは“天国”の候補地として目指すことに決めます。	5巻26話
2039年	高原学園茨城施設の周辺には、復興省により町が作られていた。	茨城施設の大ろ過装置で活動するロビンにキルコは再会しますが、ロビンからは手痛い裏切りに遭ってしまい、その騒動が原因となり、キルコたちは復興省から追われる羽目になります。	5巻31話～6巻34話
2039年	キルコたちは高原学園奈良施設に到着。	奈良施設でも復興省が町を作っており、かつて自衛隊に保護された子どもたちと、施設に残っていた子どもたちの顔が散見されます。	8巻48話

天国大魔境は時系列が交差している！どこでわかる？

2巻の魚のヒルコ登場と、3、4巻の不滅教団のエピソードで分かります。

異常の年表によって、施設側と外の世界側で時間軸が異なることをおわかりいただけたでしょうか。

その差、役10年という開きがありますね。

ところで、同時進行していると思われた天国大魔境が、実は時系列が交差したストーリーだと気がついたのは2巻でキルコとマルが魚のヒルコに襲われた時でした。

1巻のミミヒメの台詞「自分が外に出たいなーと思っていると、外から2人の人が助けにきてくれる。その2人の内の1人がトキオにそっくり」と言う言葉に、その時点でトキオにそっくりの人物はマルしか居ませんでしたから、図らずもミスリードされてしまったのです。

魚のヒルコは以前目にしたことがある、コナが描いてククが貰ったイラストに酷似していたから驚愕したんですね。

偶然の一致にしては、その魚のヒルコは異様過ぎました。

とは言え、この時点で過去と現在が交差していると断定出来たわけではありません。

不滅教団のエピソードは超重要！

はっきりと確信に変わったのは、年表にある2039年の不滅教団のエピソード（3巻18話～4巻21話）辺りです。

マルに「助けて欲しい人間がいる」と直訴した宇佐美瞬は、はっきりと自身は医者ではないと語っており、「自分が何かを作っていると彼女（星尾）が喜ぶ」とも言っておりで、その言動があまりにも高原学園の人物と同じだったからです。

「他人の顔に興味がない」というのは、過去の時系列のとある人物が早くから言っていたことで宇佐美もまた、ヒルコになる病を発症した星尾以外には興味がなさそうでしたね。

ただ、この不滅教団のエピソードを読んで、宇佐美瞬と、星尾あかりが過去の時系列の人物当人だと結論づけるには、心象的な抵抗もやはりありました。

しかし、その抵抗もむなしく、「最後に空がみたい」と望んだ星尾、星尾亡き後は拳銃で自死してしまった宇佐美が過去の時系列の人物と重なり過ぎていましたね。

この時、悲痛としか言いようのない念と共に、ああ、あの人物の終焉を今見せられたのだと確信を持ちました。

そしてキルコたちが歳を取らないことに対し、過去の時系列の人物たちがちゃんと歳をとって出てきています。

つまり施設側は過去の出来事だと判明したことになります。

こうなると魚のヒルコもやはり過去の人物がヒルコになったのだと考えるほうが自然です。

施設側が過去のお話で、現在の出来事と交差して語られているのが、天国大魔境です。

天国大魔境の時系列を表で解説まとめ

今回は天国大魔境の時系列の交差について解説させていただきました。

まとめますと

となります。

無論、ヒルコの殺し方はどうやって知ったの？でありますとか、三倉はどうやってマルの居所を知れたの？などの疑問など、まだまだ明らかにされていないことだらけなのも事実です。

4月のアニメスタートと共に天国大魔境を楽しんでいきたいですね。

ここまでご覧いただきありがとうございました。