ヴァニタスの手記に登場する紅月の女王。
ヴァニタスは「死亡しているのではないか」や「禍名が生まれている原因は女王」ではないかと考えているようですね。
そこで私が提唱したいのは、蒼月の吸血鬼と紅月の吸血鬼は双子なのではないかという説!
ということで、ヴァニタスの手記の女王は死亡しているのかや、蒼月の吸血鬼と双子ではないか考察していきます。
【ヴァニタスの手記】女王は死亡している?蒼月の吸血鬼と双子なのか考察
ヴァニタスの手記3巻では、ヴァニタスが女王の生死についてルスヴンに尋ねています。
そこで、紅月の吸血鬼の女王はどんな状況になっているのかという疑問が生じたわけですね。
ということでまずは、女王は死亡しているのかについて考察していきます!
女王は死亡しているのか考察
ヴァニタスは3巻117ページで
「女王に会わせろ。
俺は呪い持ちが生まれる原因は女王にあると考えている」
「女王が表舞台に姿を現さなくなってどれくらい経つ?
彼女が引きこもりになってしまった理由はなんだ?」
「そもそも女王は今もちゃんと生きているのか?」
とルカとジャンヌの前でルスヴンに尋ねています。
ルスヴンは女王のことを侮辱されたことに激怒。
ヴァニタスの全身に怪我を負わせ、もう二度と城に来るなと追い返しました。
しかし、ヴァニタスはルスヴンの口から本当のことを聞けるとは思っておらず、ルカの表情を見て真相を確かめるためにこの質問をしたのです。
ルカは一瞬の動揺を見せており、この表情を見たヴァニタスは女王は死亡していると確信しています。
肯定しているようなセリフ
ルスヴンもヴァニタスの思惑に気づいていたようで、ルカに対して
「普通の吸血鬼ならば陛下を侮辱されれば怒り狂って当然…
そうすべきだったのだ」
「だがおまえは…一瞬の動揺
あの男の言葉を肯定したも同然だ」
と言っています。
なので、
女王は死亡している
と思われます。
そして、その後ルカは女王が横たわっているベッドのそばにある椅子に腰掛け、
「女王陛下、僕はどうすれば…」
と言っているのですが、そのベッドから見える手が
黒く萎びていて、爪が尖っている
まるで、蒼月の吸血鬼の手のような状態
だったのです。
もしかしたら、女王が呪い持ちを生み出している原因というところも図星なのかもしれません。
女王とネーニア
7巻ではクロエがネーニアを実体化させ、
ネーニアは女王の禍名である
ということが判明します。
ネーニア自身は自分が女王の禍名であるということは忘れていたようですが、実体化して攻撃を受けることによって思い出します。
そして、ネーニアが女王の禍名であると自覚した際に、ルカの兄ロキは
…あの女折角俺たちが躰をブッ壊してやったっていうのに…
引用:ヴァニタスの手記単行本
まぁだ残骸が落ちていやがったか
と発言。
女王の禍名を殺したつもりだったということですよね?
しかし、ロキたちはヴァニタスの書を持っていないはずなので、治療したとは思えません。
ネーニアになってしまった後に、女王を殺害したということではないでしょうか?
そして、ヴァニタスはネーニアが女王の禍名であるということを知っていた様子。
女王がネーニアになるところを目撃でもしたのでしょうか?
ネーニアになったことを知っていため、女王が死亡しているのかもしれないと思っていたのかもしれません。
蒼月の吸血鬼と女王は双子?
私が女王と蒼月の吸血鬼は双子なのではないかと思った理由は
- ヴァニタスが女王が禍名を生んでいる原因だと思っている
- ヴァニタスの書は2冊
- ヴァニタスの復讐相手は蒼月の吸血鬼であるルーナではないと感じる
- ネーニアと蒼月の吸血鬼のルーナがそっくりだった
この4つです。
上記でもご紹介しましたが、ヴァニタスは禍名が生まれる原因は女王だと考えています。
ヴァニタスの手記9巻では蒼月の吸血鬼とヴァニタスたちの暮らしについて描かれていますが、蒼月の吸血鬼のルーナは復讐に暴走するような人物には見えません。
ヴァニタスがルーナと過ごしていた頃の記憶についてはこちらから
→明かされたヴァニタスの蒼月の吸血鬼の過去について
そして、ミハイルの血から記憶を覗きルーナの姿を見たノエは、
ネーニアに似ている
と、その姿がネーニアにそっくりであるということを疑問に感じていました。
そしてヴァニタスの書は2冊あることが判明しています。
初出はモローがヴァニタスの書を入手し、開くためにヴァニタスとミハイルを擬似眷属にしようとしたところです。
2冊あったから2人を蒼月の吸血鬼の擬似眷属にしようとしていたわけです。
現在はヴァニタスが1冊、ミハイルが1冊所持しています。
ヴァニタスは熱でうなされながら「ルゥのことを恨んでいたわけじゃない」と発言。
つまり、ルゥ=ルーナであったと考えればヴァニタスの復讐相手は蒼月の吸血鬼のルーナではないということになるわけです。
ではヴァニタスの復讐相手は誰なのかと考えた時に
蒼月の吸血鬼の双子で同じ力を持っている女王ファウスティナ
なのではないかと推測できます。
蒼月の吸血鬼ルーナ=女王ではないと思う理由
ではなぜルーナ=女王ではないと考えるのかですが、ルーナはヴァニタスたちを連れて旅を続けていたからです。
ルーナが女王であったとしたら、ずっとヴァニタスたちと連れ添っていることはできないはず。
女王にそんなに自由な時間があるでしょうか?
公務もあるでしょうし、ヴァニタスたちと暮らすことはできないと思います。
そして何より、こう考えるとしっくりくるのではないでしょうか。
蒼月の吸血鬼の童話は嘘
吸血鬼は双子だと縁起が悪いとされているが、女王の候補は双子として生まれてしまったため、ルーナが除け者にされてファウスティナが女王として残されることになった
ドミとルイの関係と同じなのではないかということです。
ルーナをどこかに追いやる正当な理由を作るために、蒼月に生まれた気味の悪い吸血鬼ということにしたのかもしれません。
蒼月は実在しているようなので、蒼い月の元に生まれたのは本当かもしれませんが、あくまで童話。
どこからどこまでが真実なのかわかりません。
もしかしたら案外、ヴァニタスの書はルーナが作ったのではなくファウスティナが作ったのかも。
残されてしまったファウスティナがルーナのことを思い、ルーナを除け者にした紅い月の吸血鬼たちに復讐しようとしていたのかもしれませんね。
であれば、女王が禍名の原因であるということも納得できます。
【ヴァニタスの手記】女王は死亡している?蒼月の吸血鬼と双子説について考察!:まとめ
もしかしたら…という個人的な考察ですので、答えは全く違うかもしれません。
でも本当にこうだったら面白くないですか??
これからヴァニタスがどうして復讐しようとしているのかや、女王と蒼月の吸血鬼の関係性についてどんどん情報が出てくると思います。
物語が進んでいくのが楽しみですね!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。