GFハウスからの脱走に成功したエマたちを待ち受けていたのは、野生の鬼たち…
エマたちを助けてくれたのは鬼なのに人を食べないムジカとムンジュでした。
別れの際にムジカがエマに渡したお守りはにはどんな意味があるのか?
ということで、約ネバのムジカのお守りは一体何だったのかについてご紹介していきます!
【約ネバ】ムジカのお守りって何だったの?
エマたちを森の出口まで先導してくれたムジカとソンジュ。
目の前には荒野が広がり、ここでエマたちはムジカ、ソンジュとお別れをします。
別れのときにムジカがエマに手渡したものがお守りでした。
ムジカはこのお守りを渡す際にこのように言っています。
「これはお守り 持っておいて きっとあなた達を守ってくれる」
そしてさらに耳元でこう言います。
「“七つの壁 ” を探しなさい」
「あなた達の目指す未来はその先にある」
七つの壁とは、そしてそのお守りがもたらすものは・・・?
詳しく考察していきたいと思います。
お守りの効力
ムジカがエマにお守りを渡してから、次にお守りが出てきたのは“七つの壁”を探すため、クヴィティダラを訪れるシーン。
“七つの壁”については、GP(ゴールディポンド)でW.ミネルヴァさんの録音で言及されており、全食用児開放の約束を結び直すという目的を果たすため “七つの壁” を探します。
“七つの壁”を探すヒントとして「クヴィティダラの竜の目で昼と夜を探すべし」というヒントをもとに、エマたちはクヴィティダラへと向かうのでした。
さて、ムジカがエマに渡したお守りの効力について3つの仮説を立てました。
- あの方に会うために必要だった
- クヴィティダラであの光景を見るためだけに必要だった
- お守りとしての何かしらの効果がある
この3つの仮説に基づいて詳しく考察していきたいと思います。
あの方に会うために必要だった
クヴィティダラでエマが遺跡の中に目をようなものを見つけると、突然過去の光景が目の前に広がります。
その中には小さな子供の鬼が。この子供の鬼こそが鬼の言葉で呼ばれる「全ての鬼の頂点」、すなわちあの方だったのです。
エマしかあの方の姿を見れていないことからお守りの効力であったと考えられます。
また、七つの壁にたどり着きあの方と再会したときもそれまで一緒だったレイの姿はなく、エマだけでした。
これもお守りの効力なのでしょうか。
「あのこはここにくることができなかった あとすこしだったけれど」
「かれはまだとらわれていた みずからのかべのなかに」
このあの方の言葉から、レイがたどり着けなかった理由はレイの精神的な部分がまだ足りなかったからであり、お守りの有無ではないようにも思えます。
クヴィティダラであの光景を見るためだけに必要だった
クヴィティダラで突然現れれた過去の光景を見たのはエマひとりだけ。遺跡の中の目を見つけたことが引き金になったという可能性もありますが、お守りを持っていたことによりエマだけが過去の光景を見られたとも考えられます。
お守りとしての何かしらの効果がある
ムジカがお守りとして渡してくれたものなので、本当にお守りとしての効力もあるのかもしれません。
最終回ではお守りを偶然落としていたエマが探しに行った時に、レイと遭遇するという奇跡的な出来事もありました。
ムジカはエマにお守りを渡した際に「きっとあなた達を守ってくれる」とも言っていましたね。
今思えばこれは、この出来事を見越しての言葉だったのかもしれませんね。
なぜエマに渡したのか
ムジカがエマにお守りを渡したのは何故なのでしょう。
作中から二つの要因が考えられます。
- エマを本当の友達と思い、前途を祈る気持ちを込めて
- 今の世界を変えて欲しいと願っているから
ムジカのエマに対する気持ちが表れているのは、別れの前日の夜のシーン。
ムジカはエマにこう言います。
「エマ達と会えて話ができてよかった 友達になれてよかった」
そして、心の声ではこう言っています。
「どうかエマ達にご慈悲を 私の異し種族の友達に どうか 光を」
このふたつから、エマを本当の友達だと慕い、エマたちの前途を心から祈っていることがわかります。
また、鬼の言葉でエマにわからないようにこうも言っています。
「この1000年で我々はだいぶ無秩序な姿になってしまった」
この言葉から、ムジカも今の状況から脱したい、世界を変えたいという思いがあるように読み取れますね。
そもそもなんでムジカが持っていたのか
身を守るためだけの用途ではないと仮定したお守りですが、そのようなものを何故ムジカが持っていたのでしょうか?
いくつか考えられる可能性を挙げていきます。
①邪血の生き残りであるムジカが一族から受け継いだ
邪血の一族はその血を恐れられ全員が食い殺されました。もともと飢えに苦しむ村を救ったりしていたので、平和な世界を望んでいたのではないでしょうか。「世界を変えられる人に出会ったときにこれを渡しなさい」とか言われ受け継いだのではないでしょうか。
②村を救った際にお礼としてもらった
飢餓の苦しみから村を救ったお礼としてもらったことも考えられます。ですが、村にいる鬼は鬼の階級では平民なので、「何かを見通す力」のある貴重なお守りを持っているとは少し考えづらくもあります。
③王家・五摂家となにかしらの繋がりがあった
平民が手に入れられる代物ではないとすれば、こう考えるのが自然ですね。
のちに、ソンジュは王女の弟、すなわち王家の人間だということがわかります。
ソンジュがもともと持っていたものをムジカがもらったというのが最有力でしょうか。
ソンジュはお守りの存在を知らない?
ムジカはソンジュの目を盗むようにエマにお守りを渡しました。
ソンジュはお守りの存在自体を知らないのでしょうか?
ムジカの細かい動作から読み取れることがいくつかありました。
・ソンジュがその場から離れたことを確認してからお守りを渡した
→ソンジュには知られたくない
・手で隠しながらお守りを渡した
→お守りを渡したことを知られたくない
・お守りを手渡す際に、これはお守りだということを言ったあと、耳元で七つの壁を探すよう言った
→七つの壁のことを教えたことを知られたくない
これらのことから、ソンジュはお守りの存在は知っておりそれをエマに渡すことを快く思っていないと推測できます。
また、ムジカがこれはお守りだということを通常の声量で言っていることから、単なるお守りを渡したように見せかけたのではないでしょうか。
つまり、ムジカとソンジュにとってはそれは“お守り”ではなく、なにか他の意味を持つ貴重なものであると考えられます。
【約ネバ】ムジカのお守りって一体何だったのかについて考察!:まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると、
- お守りの効力は、エマだけが体験していることから
①あの方と会える ②過去の光景を見れる と推測 - エマにお守りを渡したのは、エマ達の未来への祈り、ムジカ自身も世界を変えたいという気持ちの表れ
- ムジカがお守りを持っていたのは王家との繋がりがあったから
こんな感じです!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!