ティファリやグプナなど約ネバには鬼世界の用語がいろいろ出てきますよね。
用語の意味や背景などをおさえるとより一層、約ネバが面白くなりますよ!
ということで、約ネバのティファリやグプナとは?宗教関係?についてご紹介していきます!
【約ネバ】ティファリやグプナとは
約ネバの作中には、ティファリやグプナなど鬼世界の用語が頻繁に出てきますよね。
それぞれの意味を解説していきたいと思います。
ティファリって何?
ティファリ(儀祭)とは
王家・五摂家が王都に一堂に会する祭事
2047年11月10日、ティファリが始まった直後に王都は襲撃を受けますが、少しだけティファリの様子が描かれています。
王女レグラヴァリマの「我らが※よ 最上の実り 今贈る 受け取り給え 祝おう ※を」のセリフと、祭壇に並べられた食用児、そしてグプナが行われています。
(※には鬼の言葉で書かれている名前が入ります)
第141話で1000年前のあの方との約束の回想シーンがありますが、そこでごほうびとして“そのとしにみのったいちばんいいおにく”を要求されています。
よって、あの方にごほうびを献上する儀式がティファリだと言えましょう。
参加している鬼たち
ティファリには主に王家・五摂家が参加しています。
五摂家は、王家と共に鬼の世界を統治している貴族で、ドッザ卿、イヴェルク公、ノウム卿、プポ卿、バイヨン卿の5人で構成されています。
ティファリは城の中のティファリ会場で王家・五摂家によって行われますが、城下の街もとても盛り上がっており、王都全体をあげたお祭りであることがわかります。
あの方は神的存在?
ティファリはあの方にごほうびを献上する儀式だとわかりましたが、 あの方は一体どのような存在なのでしょうか?
「神」という言葉は使われていませんが、王族からも崇められていることから神的存在であることは推測ができます。
また、1000年前に世界を二つに分けることを望んだレイウィス大公とユリウス・ラートリーが約束を結ぶために向かった先にもあの方がいましたよね。
ただ、あの方以外に「神」と明確に示されている存在もいました。
それは、“神がつくり出した命をいただくのなら神への反逆には当たらない”という 『原初信仰』の教義の中、そしてグプナも神に糧を捧げる儀式とされていましたね。
この「神」と「あの方」が同一人物説がありますが、あの方が世界を二つに分ける約束を結んだ(=鬼の世界で人間を養殖して食べることを認めた)と考えると、根本的な考え方が異なるような気もしますね。
グプナって?
グプナ(儀程)とは
獲物を食べる前にヴィタという吸血植物を胸に刺し
神に糧を捧げるための儀式
そして神への感謝でもあり、敬意なしには成立しないとも言われています。
また血抜きも兼ねていて、これをやると肉が長く持つのだとか。
お気づきの方も多いと思いますが、第1話で車の荷台にコニーの死体を発見するシーンでも鬼同士の会話の中にグプナという単語が出てきています。
関わっている思想
グプナの思想は、ソンジュの幼少期の回想の中で「先生」と呼ぶ人からこう伝えられています。
全て 命 生きとし生けるもの全て神がつくりし尊き命
我々は皆 命を狩り合い命を繋いでいる
そして狩りは “借り” 全て命は借り物
贈られたものではない
全て神から借りているものにすぎないのです
だから敬意を払いなさい
自分の命にも他の全ての命にも
傲らず分け合いなさい
そしてそれゆえに自分で神より借りて神に返すのです
これは我らの守るべき道理
これが我ら永久の繁栄への道理
命の尊さを重んじた非常に人間的な考え方ですよね。
この思想がグプナの根底にあると考えられています。
【約ネバ】ティファリやグプナとは?宗教関係?:まとめ
いかがでしたでしょうか?
まとめると
- ティファリはあの方にごほうびを献上する儀式
- あの方は神的存在であるもの、「神」とは根本的な思想が異なる
- グプナには命の尊さを重んじた思想が根底にある
こんな感じです!
それでは最後までご覧いただきありがとうございました!