変異を持つ者同士の切ない恋愛が魅力の『夜明けを乞うけものたち』。
本作の登場する神崎葉鳥には謎が多く、本当の変異が何なのか明かされていません。
そこで本記事では、『夜明けを乞うけものたち』の神崎葉鳥の変異について徹底考察しました!
等級や変異の内容、発動条件や過去の出来事についてもネタバレ紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
※最新話までのネタバレを含みますのでご注意ください。
『夜明けを乞うけものたち』神崎葉鳥とは?等級や変異を紹介
まずは神崎葉鳥の等級や変異について紹介します。
神崎葉鳥は絶背藍の先輩
神崎葉鳥は絶背藍の会社の先輩です。
秘書課である絶背とは別の部署であるものの、初対面の時から絶背を「ぜぜくん」と呼ぶ変わり者。
中性的な見た目ですがれっきとした女性で、長身の絶背に比べてかなり小柄に見えます。
社内では常にマスクをつけており、人前で食事は取らないという謎多き人物です。
神崎葉鳥の正体は一級の変異種
社内では人間として通っている神崎ですが、その正体は一級の変異種です。
等級は人間に対する影響や危険度で分けられており、掌に口がある絶背は危険性や影響が少ないと判断され、五級にとどまっています。
二級以上になると仕事を探すのも一苦労とのこと。
となると、神崎の一級がどれほど危険か分かりますよね。
作中では神崎は自分の変異は”毒”だと言っていますが、後にこれが”偽”の変異であることが明かされています。
絶背藍には毒が効かない
上記でお伝えした通り、神崎の変異は”毒”です。
しかし、絶背には神崎の毒が効かないことが実証されています。
「夜明けを乞うけものたち」第5話にて、変異種研究保護機関の所長たちに促され性行為をすることになった神崎と絶背。
行為中に神崎は気を失い、3時間後に目を覚ますのですが、この時点で毒は解毒されていました。
性行為後に遅れて毒の効果が表れるのかと思いましたが、行為の1時間後には絶背の体内から毒が消えていることが分かりました。
もしかしたら絶背の変異も五級どころじゃない危険があるのかもしれませんね…
神崎の正体は?本当の変異をネタバレ考察
ここからは神崎葉鳥の正体について考察します。
本当の変異や過去の出来事についてもネタバレしますので、ご注意ください。
神崎の本当の変異は媚薬(催淫効果)
神崎の変異は”毒”ではなく、即効性のある媚薬(催淫効果のある何か)だと考えられます。
一級変異種は一親等と配偶者にのみ本当の変異を明かせるため、絶背に伝えていた”毒”は偽の変異。
また、神崎の過去の出来事や発言から考察すると、過去に何らかの出来事で性被害に遭い、自分の変異に気がついたと予想できます。
神崎が変異種として生活するようになったのは高校生以降ですし、この時に強い快感を覚える出来事があったのでしょう。
常に抑制剤を持ち歩いているのも、自分の変異で豹変した相手を制するためだと考えられます。
ちなみに神崎が変異に気付く前は味覚があり、好物のチョコミントアイスも食べていました。
しかし、性感帯の感覚を鈍らせるための薬の副作用で味を感じることができなくなり、食べても吐き気がするように…
このころから人前で食事はしなくなり、常にマスクをつけるようになったのでしょう。
神崎の変異の発動条件
神崎の毒の発動条件は”外部からの刺激による興奮状態”、つまり、快感を覚えたときに口内に毒がにじみます。
これこそが神崎が絶背に「キスはしない」と約束した理由です。
絶背との行為で快感を覚えてしまえば口内に毒がにじみ、その状態でキスをすれば絶背を危険に晒す可能性が出てきます。
ちなみに口内の中でも、上あごの柔らかくなっている部分が神崎の性感帯らしく、ここをぐりぐりと押されることでより毒がにじむんだとか…
過去に変異が原因でレ○プされた?
変異種研究保護機関に呼び出された際、所長と副所長に「変異種同士のセックスは犯罪」であると説明がありました。
この時の神崎の高校時代の回想で、黒川小次郎と共に登場した人物の顔が不自然に塗りつぶされていました。
おそらく、この人物こそが神崎の変異を発動させたのでしょう。
その人物には友人へ向けるのとはまた別の表情でしたし、当時付き合っていた彼氏に違いありません。
まだ自身の変異に気付いていない神崎は彼氏とキスをしてしまい、初めて変異が発動。
豹変した彼氏に襲われ…というのが、神崎の隠している過去と罪でしょう。
『夜明けを乞うけものたち』神崎の正体をネタバレ考察:まとめ
- 神崎葉鳥は絶背藍の先輩で、一級の変異種
- 神崎の変異は毒だが、その真の効果は媚薬(催淫効果)
- 過去に襲われて変異が発動した
最新話13話では神崎と絶背が晴れて両思いになりましたが、黒川との仲はこじれたまま…
ここらへんで神崎が変異に気付くきっかけとなった人物が登場するかもしれませんね!